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「レット・イット・ビー」(''Let It Be'')は、1970年3月にビートルズが発表した22枚目のオリジナル・シングル曲であり、同バンド活動中の最後のシングル盤となった。また映画『レット・イット・ビー』のテーマ曲であり、イギリス盤公式オリジナル・アルバム『レット・イット・ビー』のタイトル曲でもある。 == 解説 == レノン=マッカートニーの作品。実質的にはマッカートニーの作った楽曲である。リード・ヴォーカルはポール・マッカートニー。 ポールは、当初からこの曲をゴスペル風に仕上げることを考えていたようで、実際にビリー・プレストンに「ゴスペルっぽくするにはどうしたらいい?」と質問して来た、とビリー本人が語っていた。そして、ビリーのアイデアを基にゴスペル風のオルガンとコーラスを取り入れたという。ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500では第20位にランクされている。 ビートルズのラスト・アルバムとなった映画『レット・イット・ビー』のサウンド・トラック盤『レット・イット・ビー』〔アルバムの『レット・イット・ビー』は最初、写真集付きのボックス・セットとして発売され、後に廉価版が発表された。〕に収録された曲である。 ポールは、1969年のゲット・バック・セッションでビートルズが分裂状態になりつつあるのを悲観していた頃、亡き母メアリー・マッカートニー〔普通に読めばMother Maryは聖母マリアであるが、ポール本人は「僕の母・メアリー=マッカートニー」とインタビューで答えている。〕が降りてきて「あるがままを あるがままに (全てを)受け容れるのです」との囁きを元に書いたと言われている〔美術史の若桑みどりは『レット・イット・ビー』(主婦の友社 1988年)で「ビートルズはこの絶望的な時代を生きるすべての人に、最悪の状況でも破滅せぬための“wisdom"をくれた。どうしようもない状況を暴力的に変えようというのではない。さりとて、それに従えとか、満足せよというのでもない。そういう状況の中でも、やけを起こさず、希望を捨てないというのである」と書いている。〕。 ポールは1979年以降、ウイングスやソロのライヴでこの曲を演奏し続けており、現在ではポール・マッカートニーのレパートリーのひとつになっている。また、フェリー・エイド参加時にはカバーをした。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「レット・イット・ビー (曲)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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